(やくしじ てつろう)
1955年大分県出身です。1977年3月東京大学農学部農業経済学科を卒業後、農林水産省の行政で米や麦、乳製品の貿易問題、国内の甜菜やさとうきびから作られる国産糖の振興など、食料に関する様々な仕事に携わりました。1997年からは研究者として現在の農林水産省農林水産政策研究所で主に食品産業の研究を行い、産業連関分析、食料消費の将来展望、さらには近年問題になっているいわゆる買物弱者問題の研究に取り組みました。買物弱者問題では、超高齢社会のなかで、食品をいかに高齢者に届け、健康を守るかという観点から研究に取り組み、また、全国の買物困難者人口の推計などを行い、公開して農林水産省でも資料として活用されています。2017年からは、中村学園大学栄養科学部に新設されたフードマネジメント学科で、食料経済や食産業といった社会科学の分野について、これまでの経験を踏まえて学生たちに講義してきました。趣味は音楽鑑賞で、ベートーベン、ワーグナー、ショスタコーヴィチなどをよく聞きます。また、サックスを多少吹きます。2025年3月に中村学園大学を定年退職しましたが、これからも研究を続けながら行政、研究、教育の経験を生かしつつ、フードスペシャリストの普及に貢献したいと思います。