愛知江南短期大学 こども健康学科 栄養専攻

江南市・江南市消費生活展運営協議会主催

「江南市消費生活展」実施報告

開催日時
平成27年11月15日(日)AM10:00~PM15:30
開催場所
江南市民文化会館
来場者人数:
約390名(アンケート記入者187名)
年 齢 層:
10歳以下約178名、10代27名、20代5名、
30代33名、40代31名、50代21名、60代28名、70歳以上34名、不明8名 その他学生26名

概要

本学が立地する愛知県江南市では、市民の消費意識を向上させ健やかで豊かな消費生活の促進を図ることを目的として、江南市・江南市消費生活展運営協議会主催の江南市消費生活展が毎年11月に開催される。本学こども健康学科栄養専攻は、昭和59年以来継続して江南市消費生活展にブースを出展しており、学生が一般市民を対象に「食」に関する啓発活動を行ってきた。毎年、来場した一般市民が楽しく「食」に興味を持ち、「食」の大切さを学べるよう、学生が「食育空間」をブースに作り上げて食育活動を行っている。

今年度は、「食カラダ!子どもも大人も健康づくり」を全体のテーマに、来場した一般市民が自分の食生活と健康について関心が持てるよう、各世代で注目されている食生活と健康に関するテーマ、「食物アレルギーを知ろう(対象者:こども)」、「気にしてみよう血圧&塩分量(対象者:成人)」、「上手に食べて元気に長生き(低栄養予防)(対象者:高齢者)」、「ロコチェックで知ろう!足腰強化のヒミツ(対象者:成人・高齢者)」を掲げ、ライフステージごとのコーナーを設けて、ポスター展示や、目的に対応した試食品の提供、レシピ配布、身体測定など様々な食育活動を行った。また、子ども達が楽しみながら箸づかいや、食べ物について学べる「たべものとふれあおう」コーナーでは、「豆つかみ大会」、「食べ物どこかな?(はてなボックス)」、「三色列車(三色食品釣り)」の3つの体験型食育コーナーを設け、子どもを対象とした食育も行った。

来場者にはアンケートを実施し、「興味が持てた」「楽しかった」「わかりやすかった」 などの感想をいただき、この活動を通して一般市民の皆さんに食生活と健康に関心を持っていただくことができた。

ポスターはこちら

食物アレルギーを知ろう

近年、食物アレルギーを持つ子どもが増えています。私達が日常的に食べている食品には、アレルギー症状を引き起こす原因物質が含まれていることがあります。そこで、アレルギーを持っている子どもには、周囲の人たちのサポートが必須で、食物アレルギーに対する知識が重要です。

このブースでは、どのように「食物アレルギー」が起こるのかを知ってもらい、食物アレルギー対応の手作りおやつの試食や、アレルギーに対応した市販加工食品の紹介を行いました。

 

①レシピはこちら

気にしてみよう血圧&塩分量

味の濃い食事を摂取し続けることで、生活習慣病のひとつである高血圧症になってしまいます。高血圧症になってしまうと、動脈硬化、心臓病、腎臓病など様々な疾病にかかってしまいます。

高血圧は普段の食事を見直すことで予防や症状軽減ができます。そのため、このブースでは今一度高血圧の危険性を伝え、食卓でもできる予防法を紹介しました。

 

②配布資料はこちら

上手に食べて元気に長生き

高齢になると若い頃より体の筋肉や水分が減ってくるため、筋力の低下や骨量減少などいろいろな症状がおきやすくなります。それらが重なってさらに食べる力が失われ、寝たきり状態や死に至る危険も高くなります。高齢者にとっては、低栄養は肥満やメタボよりもはるかに警戒が必要です。

このブースでは、家族で低栄養予防のための食について考えるきっかけになるような指導を目指しました。

 

③配布資料はこちら

たべものとふれあう

現在の日本では、核家族化や共働きが増え、輸入品や加工食品、調理済み食品に頼りがちな食生活になってきています。このことから、自らの体をつくっている「食」の正しい知識が乏しくなる傾向があります。

そこで、子どもの頃から身近な「食」にふれあい、楽しく、正しい知識をゲーム感覚で学べるブースにしました。3つのゲームに参加してシールを集め、最後にごほうびをもらおう!

 

④配布資料はこちら

≪豆つかみ大会≫

「おはしを上手に使えるかな?」

はしと豆(大豆・小豆)を用意して、豆の移動個数を競争してもらう。正しいはしの持ち方を知ってもらいました。

≪食べ物どこかな≫

「何が入っているのかな?」~食べ物当てゲーム~

はてなボックスに入っている食材(野菜:ピーマン・ニンジン・カボチャ、果物:みかん・柿・りんご、米)を触って当ててもらう。

≪三色れっしゃ≫

働きの違うグループに分けた赤色・黄色・緑色の三色のたべものカードを釣ってもらい、三色に分けてもらい、たべものの働きを伝えました。

ロコチェックで知ろう!足腰強化のヒミツ

高齢になっていくにつれて、足腰が弱っていきロコモティブシンドロームというものになりやすくなります。

このブースでは、ロコモティブシンドロームとは何なのかを理解してもらい、チェックを受けて自分の現状を知り、そこから足腰強化のヒミツについて学べるようにしました。また、私たちが考えたレシピの中の炊き込みご飯を試食していただきました。

 

⑤レシピはこちら

 

アンケート

来場者にはアンケートを実施しました。

 

アンケートはこちら

今回、公益社団法人日本フードスペシャリスト協会の助成をいただき、
このような素晴らしいイベントが開催できましたことを心より御礼申し上げます。