平成25年 食に関する一般向け啓発事業報告書

日本女子大学家政学部食物学科

1. 事業の名称

大学生の昼食改善計画 ~お弁当でヘルシーになろう!~

2. 開催日

平成25年10月19日(土)、20日(日)

3. 開催場所

日本女子大学 給食経営管理実習室

4. スタッフ

食物学科管理栄養士専攻・食物学専攻3年 有志

5. 参加者・年齢層 (2日間)

男性 58人(10代9%、20代26%、30代0%、40代24%、50代29%、60代12%、70代0%)
女性 273人(10代25%、20%29%、30代3%、40代19%、50代17%、60代6%、70代1%)
331人

6. 目的

日本人の食生活については様々な問題がある。中でも、大学生の食生活の問題を改善するために、学園祭において「大学生を対象とした食育」をテーマに食や健康について関心をもってもらう。

7. 内容

大学生の食生活の問題点を明らかにするために、アンケート調査を行った。
女子大生207人に対してアンケートを行い、以下の問題点が明らかになった。
・ 自分に適したエネルギー摂取量が分からない人が72%と多かった。
・ 野菜の摂取目標量350gを知らない人が56%と半数以上であった。
・ 女性に不足しやすいカルシウムや鉄をどのくらい摂取すればよいか知らない人がそれぞれ82%、91%であった。
アンケート結果、問題点をポスターにまとめ、展示を行った。(展示ポスター①:別紙Ⅰ参照)
   
「大学生を対象とした食育」として以下の内容についてポスター、展示を行った。
・ 学食やコンビニを利用する際の注意点や、選ぶ商品の組み合わせなどの提案。
・ カルシウムや鉄などの栄養素についての説明。
・ 野菜350g分のサラダの展示(右写真)。
(展示ポスター②展示ポスター③
:別紙Ⅱ・Ⅲ参照)
 

 

 

アンケートで明らかになった問題点を改善できるような「大学生が手軽に作れるお弁当」をテーマに、誰にでも作れて栄養面でも優れているお弁当を、ワンプレートランチとして1食500円で提供した。(メニュー・栄養素:別紙Ⅳ参照)
また、提供したメニューのレシピや、お弁当の献立として作り置きできる料理、そのアレンジを紹介したレシピブックを作成・配布した。(レシピブック一部抜粋:別紙Ⅴ参照)

 

8. 参加者へのアンケート結果

「お弁当を自分で作りたくなりましたか?」には76%、「1日に必要な栄養素の量の展示が分かりやすかったですか?」に対しては91%が「はい」と回答しており、プレートランチ・ポスター・展示を通して、食や健康について関心を持ってもらうことができたのではないかと思われる。

(アンケート結果:別紙Ⅵ参照)