実施結果

名  称:東京聖栄大学食育推進連携事業「食育サポーター事業in葛飾区」
実施期間:平成21年4月から22年3月
実施場所:東京聖栄大学 管理栄養学科、新小岩北口商店会

 

目的および内容

葛飾区は、平成19年に食育推進計画を策定し、その中で地域の健康づくりを図るために、大学と地域と行政が連携して食育を推進する「食育サポーター事業」を実施している。
そこで本学では、食育のスペシャリストの養成校として、また地域に開かれた大学として以前から協力関係のある新小岩北口商店会と区と協働して「食育サポーター事業」を行い、区民の食育推進を図ることにした。
大学内での名称は、東京聖栄大学食育推進連携事業「食育サポーター事業in葛飾区」とした。

 

「食育サポーター事業in葛飾区」

詳細内容 

1 イメージ図

 

2 取り組み経過

平成21年4月

葛飾区から葛飾食育サポーター事業の協力依頼
東京聖栄大学食育推進連携事業「食育サポーター事業in葛飾区」として協力を決定

東京聖栄大学と新小岩北口商店会が地域の食育推進サポート団体となる
5月

東京聖栄大学において、栄養メモをカリキュラムに加え作成を開始する

 栄養メモの愛称は「かつしか知っ得メモ」とする

6月

6月 19日

新小岩北口商店会加盟店で10店が食育サポーター店に認証される
新小岩北口商店会の食育サポーター店に「かつしか知っ得メモ」の配布開始

 以後毎月19日を目途に新しい「かつしか知っ得メモ」を配布

7月

「かつしか知っ得メモ」の評価として配布時に第1回目アンケート実施

8月

東京聖栄大学ホームページに「かつしか知っ得メモ」の掲載開始
農林水産省関東農政局東京農政事務所、東京食育推進ネットワーク主催のフェアに出展しPR

9月

葛飾区ホームページに「かつしか知っ得メモ」の掲載

10月

「かつしか知っ得メモ」第2回目アンケート実施
食育サポート店10店から2店増え12店になる

11月

聖栄葛飾祭(大学祭)「食育サポーター事業in葛飾区・かつしか知っ得メモ」コーナーでPR

日本食糧新聞に食育サポーター事業の記事掲載(11月11日号)

平成22年1月 「かつしか知っ得メモ」第3回目アンケート実施
2月

「葛飾区ケーキフェア」参加(葛飾区食育の取り組み事例として)

3月 報告書作成

 

(詳細はこちら 報告書3へ)

 

3 アンケート調査

(1) 調査の目的 「かつしか知っ得メモ」の普及啓発のための情報を得る
(2) 対象および方法
①調査店舗数 平成21年7月(10店)、10月から(12店)
②調査時期  平成21年7月、10月、平成22年1月 計3回(回収率100%)
③調査方法  店舗訪問による聞き取り調査

 

(3) 結果の概要

「かつしか知っ得メモ」について、大きさ、内容、テーマの評価は、徐々に良くなってきている。反応については、「かつしか知っ得メモ」に対する要望や意見の内容から、参加した店舗側の意識が変わってきていることが伺える。

(アンケート及びアンケート結果)(報告書4報告書5へ

 

4 評価および課題

アンケート調査の結果からも「かつしか知っ得メモ」の評価は徐々に良くなってきており、参加した店側の意識も大学ともっと連携して何かやりたいとの機運が生まれてきている。また、作成に係わった学生達にとっても実社会に接し、この体験が将来、役立っていくと期待している。しかし、事業としては葛飾区の1地域でしかない。葛飾区民が健康でいきいきと実り豊かな人生をめざすという大きな目標のために、来年度も継続され、他の地域にも広げていけるよう、大学、地域、行政がより連携して進めていくことが課題である。