日本の食生活は生活環境や生活意識の変化、女性の社会進出や少子高齢化、単身世帯の増加等により簡便化、個食化、グルメ化する一方、内食から外食、中食へ、食の外部化が進んでいます。
消費者のニーズ・価値観は多様化、高度化する一方、食品や食べ物、健康に対する意識は強まり、健康でヘルシー、安全・安心への関心が高まっています。
食品産業ではこの消費者ニーズに対応すべく、価値ある食品の提供、安全・安心への取り組み、サービスの向上、社会的責任の追及などに取り組み、快適で豊かな食生活の実現を目指しています。このため、食品産業に携わる人たちに求められる使命、役割も変化してきました。
食に関する専門的な知識のほか、食と健康、安全・安心への取組み、食育など高度な知識とスキルを備えた人材が必要となっています。
大学・短期大学などにおける教育も、産学連携による実学、実践教育が推進され、実社会に適応した人材の養成を行っています。
フードスベシャリストは、食品の安全性に関する科目、食品流通・消費に関する科目など時代に対応した食品産業の実学を学び、食品企業や外食産業でインターンシップ、また日本型デュアルシステムで実習し、食に関する専門的な知識とスキルが身につくよう養成しています。
食品の開発・流通・小売・外食の分野において、安全・安心のための食品衛生・品質管理、JAS法に基づく表示、トレーサビリティ、あるいは食品に関するマーケティングやリサーチ、商品の販売・販促企画、食品の栄養・機能性と健康管理、食育活動など、実践的な業務ができる人材として期待されます。
フードスベシャリストは、社団法人日本フードスペシャリスト協会が認定した大学、短期大学のフードスペシャリスト養成課程で、必修科目8科目21単位以上を修得(見込みを含む)したうえ、毎年1回実施されるフードスペシャリスト資格認定試験に合格し、卒業を要件として、フードスペシャリスト資格認定証が交付され、フードスペシャリストとなります。
フードスペシャリストは大学、短期大学において取得されるため、一般の任意団体による講習会や通信教育、試験で取得できる各種資格制度とは異なります。
フードスベシャリストは大学・短期大学で、フードスペシャリスト養成のために編成された指定科目を履修し、食品産業界でのインターンシッブなども経験して、フードスペシャリストとしての教養と知識、食品に係わるスキルを高めます。
フードスペシャリスト養成課程をもつ大学・短期大学では、フードスペシャリストの育成に力を人れており、卒業後の就職先として食品産業界で、幅広く活躍できることを期待しています。